ダイエットに関する本はたくさんありますよね。新しい本もどんどん出て来ます。そんな中で実際に私をデブ人生から救った厳選の5冊をご紹介します。
1.一流の人はなぜそこまで、コンディションにこだわるのか?
(上野啓樹・俣野成敏)
この本が私をデブ人生から救うきっかけとなった運命の本でした。47歳の11月にスタバブックカフェで手に取ってタダ読みした後に購入しました。
題名はダイエット本らしくなく、内容もデトックスであることを謳っています。
「はじめに」の冒頭に、『この本は、「一度痩せたら、二度と太らない方法」について書かれた本です。』と書かれてあります。ダイエットとリバウンドを繰り返しているダイエッターにとっては、非常に心躍るフレーズです。
更に、「ダイエットはあくまでオマケであり、この本の本質は、カラダが求めている本来あるべき状態に戻すことです。」とあります。
この本質は題名に合ったもので本の中にも示唆に富んだお話がたくさん書かれているのですが、ここではダイエット関係の内容に絞ってご紹介致します。
①フルーツデトックス
ダイエットがおまけになっているデトックスの秘密兵器は「フルーツ」です。私は、これで実際に1ヶ月で10Kg痩せました。その後、最終的には20Kg以上痩せました。
朝から晩まで新鮮でおいしいフルーツをひたすら食べるというものです。
フルーツでデトックスできる理由は主に以下の4点です。
➀糖質や脂肪を分解・燃焼する酵素が豊富
②抗酸化作用の高いポリフェノールが多く含まれ、細胞の活性化と代謝を促す
③食欲を抑えるアミノ酸が含まれる
④便通をよくする食物繊維が豊富
最も注目したいのがフルーツの酵素です。酵素は体内で生産される唯一のタンパク質で、様々な生命活動をスムーズに行わせるための大切な働きを担っています。代謝を高めて脂肪燃焼を活発にして、ダイエットや健康に関する役割も含まれます。
この酵素が体内で生産される量は18歳~20歳をピークに加齢によって、どんどん減少します。酵素が不足すると代謝が落ちて肥満や生活習慣病を引き起こすなど、どんどん老化が進みます。
フルーツに含まれる酵素は豊富で、フルーツを食べることで加齢によって低下した代謝を正常に戻して免疫力を高めて更に太りにくい体にしてくれます。
②その他の習慣
この本がきっかけで、アレンジはしているものの、今でも続けている習慣がいくつかありますので、ご紹介します。
●朝起きたら口をゆすいで、うがいをし、水500mlを15分かけてゆっくり飲む。
口をゆすぐことで一度排出されたものを再び体内に入れてしまわないようにしてから水を飲みます。就寝中に失われた水分補給や排便を促す意味があります。
●水を飲んだ後に外に出て体操する。
朝日を浴びて体を覚醒させます。体操は排便を促します。
●食事はサラダから食べる。
血糖値の急激な上昇を防ぎます。
●できるだけ炭水化物を食べない。
炭水化物は腹持ちがいいので人間が熱心に栽培するようになっただけであって栄養は少ないです。炭水化物を食べる生き物は人間だけです。
●食事を抜くこともある。
「3食しっかり食べなければいけない」という迷信を忘れて、お腹がいっぱいであれば食事を抜くこともあります。空腹時に活発になる「サーチュイン遺伝子」はパフォーマンスを上げて長寿を促します。
●入浴時はできるだけ長く湯舟に浸かる。
太っている人程、湯舟に浸かっていないそうです。私は昔からカラスの行水なので、意識して湯舟に浸かるようにしています。リラックスして1日を湯舟の中でリセットします。
●ゴールデンタイム(22~26時)に寝る。
成長ホルモンが活性化して疲労回復などに効果があるのが、この時間帯だそうです。私は毎日21時に寝て4時に起きています。
読後に気付いたのですが、表紙カバーのそでに以下のような文章が書かれていて、思わずうなってしまいました。
我々が食べているものの殆どは余分なものといって良い。人は食べたものの4分の1の栄養で生きているに過ぎない。残りの4分の3は病気の原因となり、そのお陰で医者は暮らしていけるのである。- 紀元前3800年 エジプトのピラミッドに刻まれた言葉 -
2.おやじダイエット部の奇跡のレシピ
(江部康二・大柳珠美・桐山秀樹)
糖質制限の第一人者である江部医師が監修しています。中年男性の成功体験、糖質制限の仕組・方法、糖質制限メニューなどが豊富なカラー写真と共に簡潔に分かりやすく書かれています。
コンビニ、スーパー、デパ地下などで手軽に手に入る糖質オフ商品や巻末の「食品別糖質一覧表」は、とても参考になります。この一覧表を確認の度に見返すことで糖質制限生活が身に付きます。我慢を回避するためのメニューや商品の紹介もあります。
3.僕たちは習慣で、できている。
(佐々木典士)
いわゆる「ダイエット本」ではありませんが本質をついた指摘が、とても参考になります。
ボブ・シュワルツの「ダイエットしないで痩せる方法」によれば、ダイエットに成功する人は200人のうち10人で、その体重を維持し続けられたのはたった1人だったという。あれこれの工夫で目標を達成できた人はいても、その維持ができない。
それはダイエットを一定の期間の我慢を通して「目標」体重を達成することだと考えている人が多いからだと思う。目標を達成すると、満足し少し気を緩める。そしていつしか元の体重に戻る。ダイエットは医師免許や、司法試験のような一度獲得すれば後は更新不要という種類のものではない。ダイエットは「お祭り」ではない。ダイエットの目的は我慢なく続けられる「ライフスタイル」を見つけることにある。
全体を通して、「何かを成し遂げる人は我慢強くて意志が強く、途中で挫折してしまう人は我慢ができずに意志が弱い」という発想は否定されています。意志が強いと思われる人は、そもそも我慢していない(誘惑されていない)のです。習慣(ほとんど考えずにする行動)を身につけることで目標を達成しています。
習慣を身につけるための実体験に基づいた50のステップが書かれています。
4.小さな習慣
(スティーヴン・ガイズ)
こちらも「ダイエット本」ではなく「習慣本」です。本当のダイエットの成功は「食習慣」を変えることですので不思議ではありません。
人間の脳には「前頭前野」という優秀な脳があります。この優秀な脳が「これは食べてはいけない。これを食べろ。こんなことをしろ。」と普段の生活を改革する命令を出します。しかし、この「前頭前野」は優秀なのですが、継続性が無く不安定で当てになりません。いわゆるモチベーションというやつです。
また、人間には意志の力がありますが、この意志には「こんな難しいことがある。あんな努力をしなければならない。とても私にはできない。」など力を奪う強力な抵抗勢力が次々に発生して、とても突破できません。
そこで、体重の維持ができる人は「大脳基底核」という脳に着目します。この脳は間抜けなのですが継続性は抜群です。安心ゾーンで同じことを繰り返すのが大の得意なのです。この間抜けな「大脳基底核」を安心ゾーンと挑戦ゾーンの境界が分からない程バカバカしい小さな習慣で騙すのです。
5.ダイエットは運動1割、食事9割
(森 拓郎)
私の実感を喝破してくれた本です。食事制限だけでダイエットに成功したことはありますが、食事制限と運動を同時にしてダイエットに成功したことはありません。運動だけのダイエットなどは論外です。
「ダイエット用の運動は単なるストレスのもと」「運動すればするほど食欲は増進」「筋肉を増やしても基礎代謝はたいして上がらない」 「アスリートでさえ運動では痩せられません」「有酸素運動だけではムリ」「痩せられない人の一番の問題はメンタル」「フィットネスクラブでかえって太る」など運動指導のプロならではの実体験に基づいた内容になっています。
6.まとめ
いずれも私をデブ人生から救ってくれた選りすぐりで、きっと、あなたにも役立つと思います。
最後におすすめサプリをご紹介します。サプリを利用して効率よく痩せることで継続性が増し、ダイエットの成功率が飛躍的に高まります。
シボヘール